唐臼(からうす)
臼を地に埋め、横木にのせた杵(キネ)の一端をふみ、放すと他の端が落ちて臼の中の穀類などをつく装置。ふみうす。
「広辞苑」より
   
 
きつね格子(きつねごうし)
きつね格子(千鳥格子ともいう)は木組みが縦横互い違いに編んだようになっており、350年前に飛騨の匠が考え出したものと言われている。荘川村六廚(むまい)軽岡峠にある地蔵堂に取り付けられたが、長い間その仕組みは謎とされてきた。明治の初期に高山の大工が一部を壊して、ようやくその秘密が明らかになった。匠神社のお堂には三方の壁にこの格子が取り付けられている。
 
郷(ごう)
律令時代の地方行政区画の末端の単位。→郷里(ゴウリ)制。
昔の郡内の一区域。数村を合せたもの。←これに該当
さと。いなか。
   
コウゾ蒸し小屋(こうぞむしごや)
紙漉き小屋の横には、釜や上から吊り下げられた変わった形のオケがあるコウゾ蒸し小屋があります。ここでは湯だった釜の上に細長いコウガオケをかぶせ、その中で和紙の原料となるコウゾやミツマタを蒸しました。コウゾやミツマタを蒸すことによって、樹皮をむきやすくしました。
 
 
小屋名ショウケ(こやなしょうけ)
 飛騨地方でショウケと呼ばれるザルは主に、米穀類や野菜など水洗いした後に水を切るのに用いた。また、ショウケは米だけでなく、粟や稗、ゴマのような小粒なものを入れても通すことはなく水切りもよかった。毎日使っても、大切に用いれば20年は使用することができるほど丈夫で、飛騨中の一般家庭で愛用されてきた。大野郡久々野町の小屋名集落で盛んに作られていることから、「小屋名ショウケ」と呼ばれている。
 ショウケの材料は、縁にウルシやウズミの木の皮をむいて用いる。これらは粘りがあって自由に曲げることができ、水に強いことから好まれて使用された。縁巻きにはマタタビの木を細かく裂いたものを使い、網の部分は、スズ竹を用いる。スズ竹は矢を作った竹で、矢竹ともいう。まっすぐに育ち、節が低く、水にも強いため、ショウケで用いるには最適である。
 スズ竹は古くは南飛騨の益田郡小坂町産のものを用いていたが、ここ近年は東美濃の付知町から購入している。古くは口のない「丸ジョウケ」とよばれるものだったが、明治20年頃からショウケに片口をつけた「口ジョウケ」とよばれるものが作られるようになった。