「民」の「道具」と書いて「民具」。
皆さんは民具と聞いて何を思い浮かべますか? 蓑笠、クワや草鞋、あるいは骨董好きの方ならウスやカギヅルなどを思いつく方もいらっしゃるかも知れません。
「民具」という言葉は1930年代、大実業家であり、また、日本の民俗学に物心両面から大変大きな功績を残した、かの渋沢敬三氏が作った言葉で、次のように定義されています。

「我々の同胞が日常生活の必要から 技術的に作り出した 身辺卑近の道具」

すなわち、民具とは、「必要」と言う一言に尽きるわけです。農山村の人々が日々暮らしてゆくために、どうしても必要な道具のことです。
飛騨民俗村・飛騨の里では、古い民家の保存だけでなく、今となっては貴重な8000点以上もの民具を蒐集、管理しています。
その中には、「木の股になった部分」を上手に利用した民具が数多くあります。
今回の飛騨の里ギャラリーでは、この、「木の股の民具」にスポットライトを当て、ご紹介しましょう。

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